父の遺言により日本プロ野球チームは「東京読売ジャイアンツ」をごひいきにしている。それは公式ファンクラブに入ることでもなく、応援団に参加して全試合観戦することでもない。昭和中期に言われていた優先事項として「巨人、大鵬、卵焼き」を好きでいろという程度のこと。大相撲も観ないし、ジャイアンツの試合にもチャンネルを合わせない。だけれど野球がとっても好きなハミゾウ(オット)がシーズン中スィッチオンしているので目と耳には情報が入る。
父と暮らしていた頃は当節とは違い、「乱闘」があった。「始まったわ」とニヤつく父の声を聞くと手を止めてすっ飛んでいき、「おー派手につかみかかってるねえ」と一緒になって見た。ピッチャーが一球を投げるにもタイムカウントされ、頭部近くへのデッドボールを受けても「オィ、コルゥア」とマウンドの丘へ向かっていく選手もいない。そんな今は、テレビ権が戻るまでは画面のなかの情報に付き合うしかない。一塁側へ走る、3球でアウトがわかるくらいでも下手なテニスを数年経験したせいだろうか、ピッチャーのボールがキャッチャーミットに吸い込まれていくのがわかる。胸が空くようで、ミットの手前で消える。まともに全投球を見てはいないが、「桑田 真澄」氏のストレート球がとても好きだったし、フィールディングも冷静で、「野球人より不動産業者」と揶揄されていたけれど素晴らしいプレーヤーだと思う。ただし声にはがっかりする。優しいのはいいけど、ふわふわ。
今年もシーズン開始。先日は伝統のと前置きがある「Tvs.G」これには決まりがあるのだろうか。「Gvs.T」じゃないのか。ジャイアンツ先発の「戸郷」氏から交代した「横川」氏。美男。
乱闘もなくなり、そもそも地上波での放映すら激減したが、画面で見られる選手の容貌はできるだけじっくり観察する。東京在住の頃、東京ドームのジャイアンツショップへ行き散々迷ったが見送った「小林 誠司」氏のカレンダー。彼と同じくらい美形だなと思う。常に「この子のカレンダーを買って一年間眺めるのはしんどいわ」、あるいは「や。これは日めくりで」とジャッジしている。セーフかアウトか。数年ジャイアンツの名ショートかつスターバッターの看板を背負った「坂本 勇人」氏。この社会のシステム維持のため共益費である税金は納めてもらいたい。だからキミのカレンダーは顔は元より買う気にならない。
その「横川」氏の選手名鑑を読んで知った。登場曲がGReeeeNの「歩み」。存じ上げなかったので早速アップルミュージックにて検索、⭐️付きのお気に入りにして聴いている。いつもながらリリックが冴えている。我慢できずにこぼれてしまう涙をゲンコツにした大きな手で拭って、終わりを決める日まで挑戦していく姿が浮かぶ。
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