ナミゾウカンパニー セカンドプレイス部-13

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

どうにかまだ仕事を続けています。足はギシギシと音さえしそうなほど痛く、腰もピリピリします。勤務時間はランチタイムの混雑時間になっていますので、たくさんのお客様に対応します。そこへ本来シニア枠として、清掃が主な業務ですので合間にはフロアの床や食品を置くテーブル、それからトイレも清潔にしておく係です。

お客様の注文列が伸びてくると、瞬く間に汚れが目立ってきますし、用具が出されたままになってしまったり。気にはなりますが、まずはお客様をさばいて行かねばなりませんから、フロアマネージャーにから、

「一つのことに集中していないで、お客様の動きを見るように」

と指示が出ます。ムキになって片付けや床掃除をしてしまい、笑顔のないままお客様の様子を見ないまま作業を続けてしまいました。これがきっと指導先輩が指摘してくれた、笑顔の少なさなのだと実感です。

倉庫にある食材や容器やペーパーといった店舗用品の保管場所を覚えるにも一苦労で、短い時間内で確認していかねばなりません。

脳内は焦りに焦っているのですが、足と手はそれには伴わず思うに任せません。

無駄の少ない先輩スタッフの動きに追いつくにはかなりの時間を使いそうです。大きな失敗はなかったものの、早くは動けていないことにしょんぼりした1日でしたが、ひとつ楽しいことがありました。外国籍のマダムが店舗からお帰りになる時、入り口付近にいたわたしはお見送りをしました。お召し物を見ると何度も洗いざらしたであろう、元はネイビーのTシャツでMLBとALL STAR GAMES と英字が読めました。ベースボールおばあさんではないですが、初めて見たアメリカ野球のTシャツが素敵で、

「わー素敵です」

とばっちり日本語で興奮してしまいました。マダムはその反応が嬉しかったのでしょうか、満面の笑顔を見せてくれ、何度も、

「thank you」

と言いながら出ていかれました。見ず知らずの方の笑顔はいいものです。

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