ナミゾウカンパニー セカンドプレイス部

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

徐々に気温が上がってきました。当地でも30度に近い最高気温の日が出現しました。冬季生まれの人が全てその傾向なのかどうか、詳しく調べたことはないですが、誕生日の近い友人とは意見が同じで、寒い時期より暑さに弱いよねとよく話しています。

ですから梅雨明けまでの数週間は貴重な散歩機会を逃さず、とにかく歩けそうな場所は歩いてみようと思っています。

先日も「一駅歩く」を目的にJRの駅間散歩をしました。最近Yahooマップをうまく使えるようになり、ランドマークを頼りに歩きます。都会はその点様々なお店と古くからある建造物や、駅近ならば公共施設もあり、とんでもなく迷うことがないのが助かります。

ぼんやり歩いていると、信号待ちの前方に3名のヤングガイズが見えました。横に並んでわいのわいのと大きな声で語り合いながら歩き出します。大型工事が行われているため細くなった道を歩く彼らのファッションは、おしゃれではありますが、「ラッパー」のそれをやや薄めたようです。横一列に並ばれるとなぁ、と思いながら彼らとは少々距離を取って後ろを歩きます。

途中、高速道への入り口と交差する信号へさしかかり、「行きますか?行くよね?」と想像していると、赤信号をさっさと渡っていきます。やっぱり。ですが3名のうちの一人はピタリと止まります。渡り切った友人たちが、

「おぃ、何してんねん、渡れや」

と向こうから叫んでいますが、じいっと待ち、青信号に替わってから急いで仲間のところへ走っていきました。

見かけで判断したわたしは、おやっと感じ、次の信号では3名ともに信号に素直に従って待って、偶然にもわたしと同じ商業ビルの入り口ドアまで同じ道のりでした。わたしの前に一人いて、ビル入り口は自動ではなく手動開閉のガラスドアになっているその扉を支えて後ろの方のために押さえています。それは赤信号で立ち止まっていた彼と同じでした。しかも自分がドアから入った後ろをうかがって、後続に誰かがいることを見ていました。

いいなぁと、ただいいなぁと思いました。どんな些細なことも誰かの助けにはなる。報道されるような、歴史に残るような大事業ではなくても気がついて、できることをしてみる。それだけでいいんだと改めて思いました。

ノンフィクションの温かさを見せてくれた君、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました