ナミゾウカンパニー ポッドキャスト部

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

宅配式日本語新聞としてはやや高額の日本経済新聞を購読しており、先般新聞社よりメールが届き、購読料改定が通知されると知りました。これは今まで以上に全文を熟読せねば元が取れない、と思ったのはひと時で、他のことに時間をかける始末です。

オンラインゲームもやめられませんし、好きな作家さんの新刊が出ると読みたいと思い、コーヒーは家で飲むよりも店舗内で楽しみたい傾向を持っています。そこへ来てさらに楽しいポッドキャスト番組を次々に発掘してしまいました。配信型ラジオを知った当初は「over the sun」一本だけを聴いていて、次回配信までの一週間が手持ち無沙汰のため、人気ランキングや新配信を探していて見つけてきました。

それらの中のひとつが「VAJA JAPON」です。元々「ゲイと女の5点ラジオ」を聴いていて、ポッドキャスターのひとり「VAJA」氏が始めると知りライブラリに加えました。彼女の笑い声と話す速度、ぼそっと投げかける格言のような独り言がとてもいいです。

「5点ラジオ」内でも時々取り上げられている「いけすかない」人への彼らの感想を聞いたとき、わたしの感じていたことは特別じゃなかったんだと、同志を得た思いでした。

読まなきゃいいでしょ、そこへ誘導されなきゃいいのに、とは真っ当に生き続けている大勢の方々に言われることではあります。しかし、インターネットでのニュースを日に2度は見て速報や、海外報道も日本語で読んでいます。いくつか乗換案内やマップを利用してみて現状で使いこなしやすいので、「YAHOO!JAPAN」を玄関口に設定し、それ以外はピンポイントで探したい時だけ利用しています。

速報や続報を見て、それで終わればいいのについ下へ下へとスクロールし、芸能人やインフルエンサー、あるいは海外セレブリティのソーシャライトの記事もクリックして読んでしまいます。

それらに対し、ネット民やファンのコメントが続けてくっついています。そこにいつも違和感以上の不快感を持ってきました。「ただの天使か」「足、長すぎ」「顔ちっさ」「お幸せですね」「素敵なファミリー」。提灯言葉がどんどん出てきます。常套句が「このインスタグラムに賞賛の声が上がっている」。わたしの気分は上がるどころか、この写真のどこに感動があるのだろうと思うだけです。

インターネット上でご自身や家族について公開させていく人々は、常に大絶賛の嵐の中にいたいのでしょうか。どなただったかお名前は失念しましたが、言っておられたことです。歌い手さんが一度浴びたスポットライトの舞台から降りることはとても難しい。例えば「山口 百恵」氏が望まれている現場にいる最中にその舞台を去っていった決断には、人並みでない強い信念があったのだろうと。ワーキャー言われ注目されることは麻薬のようであるとも言われていたように記憶します。

明日以降、何事かが起こり良い方向で注目される存在になり、しかも褒めてくれる言葉だらけのわたしに億が一なったとして、そこから消えるのには強い勇気が必要なのかもしれません。その立場にならないと我が身の取る行動は読めません。

どのような自分であったなら願い通りなのだろうと妄想することがあります。生活できる盤石な基盤があり、今後30年分の生活費に加えて余剰現金が潤沢にある。その上で、この世を去るまで「アノニマスばあさん」として生きていたいです。大整形を施すことができたとしても、若き美女に変身できはしませんが、持ち物、ボディスタイル、著名人との交流、わたしは常時スペシャル扱いを自然に受けています、これらの自慢を発信しない日々を送っていきます。

美容業で働いた経験で、人の細胞は厳格に老いていくもので、重力に逆らい続けることは不可能であるとわかりました。ほうれい線や、額のしわが見当たらない50歳の女性俳優の容貌を見て、いつまでこれを続けるのだろう、悲しくはないのだろうかと、いつも痛ましくさえ思います。

東京都内に住んでいた頃、電車内で見かけるマダムや、ピリッとしたビジネスパーソンを見かけて、彼らの今日の装いにかかっている金額に目が回りそうになったことは何度もあります。しかし、超富裕層メンバーはそもそも公共交通機関は利用しないであろうと、ふと気がつきました。

引き続き妄想世界のわたしが超富裕層住人であったなら、まずバトラーを採用します。じっくり面談して専属ハイヤー契約をし、クレジットカード契約はいっさいせず、可能な限りとことんキャッシュ決済します。海外へはプライベートジェットを利用し、著名な方々とは関わらず、どうしても会話をしてみたい方とは、代理人を通し、裁判沙汰にならないような契約を交わすと思います。

その生活を続けながらこれまたアノニマスパーソンとして、さまざまな寄付をします。

世に我が身の自慢を発信せずとも、驚くほどの人格者は大勢います。わたしの高校時代からの友人はつまらない贅沢も、陰口パレードもしませんが、家族を愛す慈愛の人です。それが当たり前の慈善だと強く思います。

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