ナミゾウカンパニー 新聞部

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

日経新聞日曜版に、タコの生態とこれまでヒトと関わってきた歴史が記事となって載っています。日本人はタコの消費国として世界一なのだそうです。各地に大ダコ伝説が伝わってきていたり、地名にも残る、関わりの多い生き物のようです。

そういえば、学生時代の友人は「蛸地蔵」という名の駅から乗り降りして通学していました。京都の通り名にも「蛸薬師」の名があります。全国にはいくつも「蛸」の文字をもつ地名や建造物名があるのでしょう。

生態のわからない生き物で、生体になってから海底に移動することは知られていても、その後生を終えるまでの行動パターンが不明。無脊柱生物の中で際立って大きい脳は、目の近くとさらに腕の近くにもあって、高度な能力を持つそうです。周囲に合わせてみずからの色や形を変える力、学習能力、環境適応力、状況を先読みする力、好奇心も旺盛であると続きます。

琉球大学の教授によると、社会性の有無を研究中で、さまざまな能力を持つタコが知性を持つには他を見分け、さらにはコミュニケーションをとることで進化する仮説があるからだということです。

今日までまったく知りませんでしたが、子どもの頃からたこ焼きやおでんのタコをたくさん食べ、大人になってからはパエリアや海鮮パスタにして味わってきました。これほど賢い生き物だったとは。

記事を読みながら思い出したこと。中学時代、国語の先生が授業内容から脱線した話を始め、

「ぼくはねぇ、最初にタコを見つけてそれを食べてみようと思った人に感心するんですよ。だってあんな、うにゃぁっとしたもの、手を出そうなんて思わんでしょう」

とタコがうねうねと動いている様を体全体で表現されました。その先生は女子バレー部の鬼顧問でした。隣が所属していたテニス部だったため、その恐ろしさを日々間近に見ていたので、思い出すとそれとの落差に今になっても笑いが起きます。

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