みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。
雨具を待たず身軽に遠足に出たいと思いながら晴天が続かず、できずにいました。
先日、上空の大気の安定が見られなかった天気予報を聞いてはいたものの、傘も準備していたので、見学したかった、「ららぽーと門真」へ向かいました。以前、ハミゾウ(オット)に現地の地理を尋ねたところ、老人の徒歩でも問題ないだろうと言っていたので、大雨にさえならなければいいのだからと自信を持っていざ出発です。
所有することは、何においても維持管理に費用が発生します。自家用自動車を持つこともその一つです。我が家は20年前には維持できなくなったマイカーを手放し、それからはどこへ行くにも公共交通機関利用です。わたしも父が取らせてくれた運転免許を所持していますが、長らく運転していません。今回だけでなく、少し遠出をしたい、鉄道駅から遠い、帰路の荷物が増える、それから真夏や真冬、荒天時には自家用車があると助かるなと思います。交通事情がわかっていませんが、この「ららぽーと門真」周辺も平日の昼過ぎまでなら、大渋滞にはならないようです。
最寄駅が大阪モノレールあるいは京阪電車の路線と調べ、京阪利用で向かいました。平日の午前中は乗降客も少なめで、座席も確保できます。普段の生活では全く利用しない路線ですので、乗り換えを間違えないよう、車内アナウンスもしっかり聞き取ります。守口市駅で乗り換え、先発の電車の発車待ちをしていると、
「お客様の線路立ち入りの情報がございます。全線の運転見合わせをいたします」
とアナウンスが流れました。数年間、首都圏に住んでいた折り、それまでに使っていた鉄道と比較にならないほど人が関わる事故の発生が多いことにまず驚きました。昼間人口がすさまじい都市というのはオットからよく聞かされていましたから、想像通りでしたが事故の絶対数も増えるのでしょうか。
そこからまた関西ののんびりしたまちに転居し、そんな日常も忘れていました。それに、首都圏では起きたことに対する対応が早いのか、運転見合わせですと告げられても、代替の路線やバスがあり、また長時間止まっていることも少なかったように思います。落雷や、大雪大雨には弱く、車内で閉じ込められる報道もありますが、今は晴天だし、問題ないだろう、急ぐ旅でも待ち合わせでもないし、と知らない街の駅前風景を眺めていました。
しばらく待っていると、
「運転再開の目処でございますが、約一時間半後を予定しております」
うわ。これはいくらなんでも、と。乗換案内で調べるとバスで代替できず、タクシー利用しか手段がなさそうです。仕方なく駅窓口で、出札精算する時に駅員さんに行き方を聞いてみると、
「20分ほど歩くと着きます」
と教えてくれました。お礼を言って教えられた道のりを歩きながら、ほんとかなぁと不信に思いながら歩いてみると、確かに老人の脚力でも25分程度で到着できました。駅からはまた10分歩き、S.Cに到着です。平素は新しいもの、自分が知らないものに興味津々なのですが、今回は現地にたどり着いただけが精一杯で、「農産物直売所旬の駅」を見つけ、大阪近郊野菜の小松菜とリーフレタスを買いました。わたしはことのほか小松菜が好きで、特売を見つけると買うのですがここで買った小松菜は葉の緑がとても濃く茎も太めで、帰宅して煮てみると旨みが強く、葉の持つ苦味は少なめで、遠足のいいお土産を買えました。
ゆる鉄の感想を言いますと、阪神電鉄沿線で育った身としては駅間のあまりにも短いことに親近感を覚えましたし、線路沿いもキチキチしていないので歩きやすく感じました。建築中物件もいくつか見ましたし、駅に近づけば高層になっていく集合住宅も増えています。変わらないものは少ないのだなと思いますが、暮らしやすい方へ変化すると思います。
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