ナミゾウカンパニー 映像部1課

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

映像を観る時、現代か過去か、どちらかといえば少し先の時代設定にした作品を好んでいます。例外が一年間放送される大河ドラマです。今日これを書くにあたって国営放送局のホームページを読みましたら、本年作品が第60回作品です。

実家にいた頃は、母が日曜夜のTBS系の日曜劇場ドラマを優先していたので、大河ドラマを毎年観ていた記憶は薄く、30歳を過ぎてからもほとんど観ていません。

第47作の「篤姫」が良いとアミゾウ(子)の学友からの情報で追っかけ視聴を始め、泣いたり笑ったり忙しい感情の揺れを経験しながら年末の最終回までじっくり鑑賞。その後も男前の「福山 雅治」氏が主演になった「龍馬伝」もこれは国民の宝物である美男子が出るものは逃すまじと観ました。元より、新派系の「泣かせ」にめっぽう弱いので、何回も泣きました。

昨年の「鎌倉殿の13人」は「古畑 任三郎」シリーズや映画作の名脚本家「三谷 幸喜」氏が担当と知ってから期待し、締まりのある佳作でした。

60回作品の脚本家が、これまた地上波連続シリーズから好きな「コンフィデンスマン・JP」の「古沢 良太」氏だと発表されて喜びが湧きました。三谷作品とテイストが違ってそこがいいと思うのは、緩急があることです。しかもその「緩」に主要人物ではない役が当てられていることがわたしには新鮮に写ります。

第18回「真・三方ケ原合戦」には予想外の号泣シーンがありました。配信ドラマや情報番組も観ている毎日のため、再視聴することはほとんどありませんが、この回だけは後日も観たいと思い、録画データを残しています。キーパーソンの役を演じる「甲本 雅裕」氏が名優とわかっていますが、顔中シワを作った笑顔に泣かされる筋書きになるとは、

書きながらまた思い出して涙が出てきました。歴史は勝者が書き残すことで作られていくもの。そうだと想像します。我々と同じ人間の人情に当時と今にすさまじい隔たりはないともまた思うのです。

「陣取り合戦」。今も地球上で続くその中にも悲しい涙があるのだと思うと地団駄を踏みたい気分です。

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