ナミゾウカンパニー 映像部2課

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

キャリアの長いアメリカ映画俳優のひとり、「トム・クルーズ」氏主演の「ミッション:インポッシブル」が近々公開されます。

彼の出演作品は多くを劇場公開のスクリーンで観てきました。直近の日本公開作品では「トップ・ガン」を鑑賞し、戦闘機を扱うテーマには興味が無いにしても、テーマパークのアトラクションに長時間乗っている感覚を持てました。ヨーロッパ大陸で悲惨な領土争いが終結しない現実の中、日常生活に必要な平和な移動ではなく、「戦闘」のために航空機を使っている主題には複雑に考えてしまいました。

冒頭のシーンで第一作で使用された名曲「デンジャーゾーン」のギターとK.ロギンス氏の声を聴いて、気分が80’sに戻ります。航空母艦というのでしょうか、その艦上にある滑走路から離陸と着艦のトレーニングをするこのシーンを観ながら、轟音を立てて飛び立つ一機、また一機にどれほどの航空燃料を使うのだろうと考え、それらの費用で、今食事ができない、家や着るものに不自由している人を何人も助けられるのになと筋と無関係な思いを持ちました。

20代で第一作を観た時は、世界🌍政治情勢のことを知らず、自国の事実にすら考えをめぐらせることなくのほほんと日々を生きていました。自国内では戦争がなく、実家に暮らして食料もあったからこそ呑気でいられたのでしょう。

それから数十年を経てようやく、各地で困っている地球人としての同胞の多さに気づき始めたところです。たくさんの場所でジャーナリストが現地の人に「なにか助けになることが我々にありますか」と尋ねている映像を年に何度も見ます。それは自然災害だけではなく、人災のことも多くあります。聞かれた人の返答で今もずっしり残る言葉があります。

「日本のみなさんは今いるところで周りの人々と仲良くしていてください。それがいつかわたし達の平和につながります」

憎しみは連鎖し、どす黒い染みのようにじわじわとしかし確実に周囲に広がりやすいとも考えられます。もっともらしい文をつらつら書いているわたし自身親族とは疎遠かつ嫌いで、長く同居などしようものなら憎悪感情が湧くだろうと容易に想像できます。現状では会話すらないので先方にとっても平和外交であるといえます。

トム・クルーズ氏の戦闘機で敵地の重要施設破壊や、無関係の大勢が被害に遭わないためにスパイ活動をする、そんな内容の映画が「絵空事」になる日が来るのが誰にとってもいい地球人生活です。

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