ナミゾウカンパニー 気象部

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

雨の季節が終わると、いよいよ日本の夏が本気を出してきます。成長期が昭和時代だった人の多くが言うであろう、「こどもの頃と気候がが違う」の言葉通り毎年酷暑です。助かることは、水を使う作業がはかどる、洗濯物が早く乾く、衣服が軽いこと。

TVCMを観ていて、いい風景だけれど体験できないなと何度も思うシーンがあります。一例です。親子や友人数名が、干した洗濯物が揺れる庭を眺めながら談笑します。アイスクリームを食べていたり、ビールを飲む、あるいはそれが洗剤のCFのこともあります。人物は少女がノースリーブで、ひまわりが咲いている、またたくさんの朝顔のある庭にいます。テラスの窓は開け放たれ、入道雲と少しガスのかかった青空が映ります。日本のミッドサマーであろうと推測します。

真夏の解放された窓と庭というその場所に、わたしは落ち着いていられないはずです。とにかく女子蚊に刺されやすい体質です。木の茂っていない場所であれ、朝であれ人よりも先に刺されます。そのわずらわしさも理由の一つで、昔からアウトドアアクティビティに関心がありません。もう約20年前から、10月に入っても油断できない女子蚊との戦いがあります。越冬蚊なる強者もいるそうで、家具の裏側でじいっと寒さをしのぎ、気温が上がると出てくるとか。最強が9月の女子蚊で、群がってきてるんじゃないかと思うほど一気に数箇所刺されてしまいます。

顔には日焼け止め、体の露出部分には蚊除けのクリームやスプレー、防虫ウェットシートも使うことがあります。洗濯物を外干しする際にも、室内でセットしてからなる早で干します。そのわずか3分弱の間に刺されて痒い思いをすることさえあります。

今年は虫除けネットで、[蚊にも効く!]製品が発売されました。ありがとうメーカーさん、と声を大にしたいくらいうれしいです。蚊を食餌にする生きものもいるでしょう。だけど、どうか出産に向けて目が血走っているであろう蚊の母たちに言いたい、食餌をわたしにしないでくださいと。

数年前に偶然観ていた朝の情報番組「羽鳥慎一 モーニングショー」で紹介されていた研究内容とその人物の話に感動しました。大学入学直前の彼は、妹さんが同じ場所にいてもいつも彼女だけが多く蚊に刺されるのを見ていて、研究をしたそうです。ひとつの仮説として、妹さんやその他蚊に刺されやすい人の足の裏を調べたところ、雑菌の数が多かったそうです。そこで、外出前に足と裏をアルコールウェットシートで拭いて出ると、普段より刺される場所が減ったそうです。

忘れることも多いのですがこれを知ってから、膝から下や足裏をシートで拭いてから外出するようになりました。刺されはしますが、昔のように数箇所一度に、は無くなった気がしています。もちろん日々老化しているので、それも影響材料だと思います。

研究者の彼は、メスの蚊を不妊状態にする方法を確立しようと考えていると語っていました。ヒトがまた生き物の生殖にまで踏み込んで、コントロールしようとしていることは、善ではないです。しかし、ヒトが命を失う原因のトップスリーにあるのが、蚊による被害なのも事実で、どうにかお互いがマシに生きていけるように研究を続けてくれるといいなと期待します。

オスの蚊の生態についても説明があり、生殖行動以外の時彼らは何をしているんでしょうかと、その答えは、のんびり花の蜜を吸っています。吸血するのは女子だけなのだそうです。

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