ナミゾウカンパニー 気象部

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

節電を気にしながら、耐えられずにエアコンの除湿運転をしているにもかかわらず湿度計は70%を下らず、乾燥機を使えない洗濯物は乾きません。

ハミゾウ(夫)は旅や移動関連の代理業を生業にしていますので、天候に左右されて変更やキャンセル依頼が増える時期です。今朝も早朝よりぼやきながら出て行きました。

なまけもののわたしは動物の🦥ナマケモノをお手本に、木ではなく自分のベッドにとことんしがみつく時間を作り、しわ寄せが最大になり、逃げきれなくなってから渋々家事代行を始めます。ポッドキャストが作業効率を上げてくれるのでそれが最近の救いです。

会話主体のポッドキャストは、キャスターさんたちのため息や小さなぼやき、笑い声までがエンターテイメントですので、クリーナー作業時はどうしても聞き取りづらくなります。サウンドパートナーを使っても、なかなか拾えないのでAirpodsを使って好きな曲を流しています。

稲垣 潤一氏の「雨のリグレット」

これを聴くと歌詞に出てくる「交換の」の言葉にいつも昭和中期だなと感じ、そこにいた頃の20代が脳内再生されます。どんな用でそこにいたのかおぼろで覚えていませんが、この曲が収録されているアルバム「246:3AM」の246が何を指すのか知って、わざわざ通称青山通りにある美容室へ行った記憶があります。当時は大都会東京へたどり着き、目指す場所の一つへ行けたならそれで成功。無事に関西のちいさな街に帰れたらそれで幸せでした。

後年思いがけず、端も端、埼玉県ですかと問われるも行政区としてはギリギリ東京23区内に転居することになり、イタリアワインの輸入アンテナショップがあるため何度も渋谷から表参道交差点付近を歩きました。40年もの時が流れているのですから、青山学院大学があるのは当時と同じかもしれませんが、他のかたちはずいぶん変わってきたのだろうと想像します。

そこを歩きながら、もうなくなっていたパリで創業の化粧品ブティックがあったことと、そこで働いておられた先輩スタッフの面白い話も思い出し、何度でも笑えます。

仮称「レゲエおじさん」と呼んでいた初老男性がその246号道路を、スティックであろう棒を持ってあれこれを叩きながら歩くのだそうです。叩いてフンフフンとノリにノリ、体も揺らしてご機嫌なのだそうで、叩いてみて違うな、とまた別のものに移る。先輩がおかしくて仕方なかったのが、そのブティックの看板がいたくお気に入りで、スチャッカスカチャンと長めにリズムを取り実にうれしそうだったと。

当時はレゲエ、どころかようやくU.K,U.S.Aポップを聞き始めていたくらいでそんなマニアックな音楽ジャンルは全く知りませんでした。後々、日本人音楽家もそのテイストで曲を出してきてやっとその時の「レゲエおじさん」がノリに乗った気分が少しわかりました。レゲエやズンバ、サルサといったウェービィな音の動きは意図せず楽しい気分になります。

現実世界はうんざりやがっかりです。それも自分のマインドセット次第とはあちこちで聞きますが、やはりおもしろ話を思い出し、嫌なことの少なかった時代によく聴いていた音楽を再生するとそこから逃避できます。

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