皆様本日のご機嫌はいかがでしょうか。
歯質の良い方が心底うらやましいです。ごくわずかですが、甘いものを食べても、その後の歯磨きを飛ばしても虫歯になりにくい幸運な口腔内の持ち主がいるそうです。
その希少な存在はないものと考えて、大多数は飲食したら歯と歯茎の清掃をすみやかに行いませんと、虫歯になり、歯茎のケアも怠れば歯周病が進む。これを既知としてつらつら書くわたしが実際に知って、ケアを実践し始めたのはほんの数年前です。
記憶をたどれば、食いしん坊で特に甘いもの好き。子供の頃はキャンディ類、中でもヌガータイプのソフトキャンディが好物でした。販売継続中かどうか、ようやく口にしなくなったのでわかりませんがよく覚えているのが、不二家ソフトエクレア。味が何種かあり袋に入っていて、鳥が豆を食べるようにホィホィ食べ、そのまま昼寝をする。歯のエナメル質が溶解するのは当たり前です。
小学校時代は健康診査のたびに眼科診察と、う歯ありで歯科診察この2枚が毎回学校から渡されました。ランドルト環の切り欠き部を見事当てる、ことは無理ですし視力が落ちていることは自覚があって眼科はしょうがないなと思っていましたが、歯科受診は嫌でした。今もわーいと気分上々で行くかと言えばそうではありませんが、最近転居してきた地域の歯科で定期検診に通うようになり、毎回担当してくれる歯科衛生士さんがとてもやさしく、質問にもじっくり答えてくれますので安心してクリーニングと診断を受けています。
自己管理の劣悪さで早くから歯を失いました。なかなか良医にめぐり合わず、悪ければ即抜歯する歯科医にかかってしまったのです。
その後現代では「インプラント治療法」が発明され、一度失った歯を別の形で再生することもできるそうですが、自由診療であるため治療費が高額であり、また永久に保てるものでもないこと、適応できない人もいること。それらを知ってもう残存歯の寿命を伸ばすしかない今です。
担当してくださる衛生士さんが言うには、わたしのように義歯やブリッジ処置の歯や歯茎の間を掃除するためにはデンタルフロスを使うこと、これが重要ですと。早速ドラッグストアでフロスを購入、トライしました。両指の人差し指に両端をしっかり巻きつけ、ピンと張った糸を歯と歯の間に下から真っ直ぐに差し入れ、歯の両側の壁を掃除して歯茎側へ抜く。難しいことでした。よだれをダラダラこぼしながら、当初は諦めそれでも何度か手の方向を変えながら続けました。言語化は難しいですが、この角度と方向だ!!とわかるときがきました。それからはフロスで掃除することが面白くなりましたし、何よりその後受けた歯科検診の時、衛生士さんからお褒めの言葉をもらったのです。
「ナミゾウさんは奥のブラシが入りにくいところもよくお掃除できていますよ。この調子でホームケアしてください。歯茎の状態も良好です。ですから検診の間隔を伸ばしましょう」
実に励みになります。数少ない、人生における成功体験です。
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