ナミゾウカンパニー 諺部1課(国内)

物言うことへの恐れがずっとありました。こうやってブログを書いている今も思います。しかしそれは意地の悪さや他者不信、性悪説寄りの判断傾向を持っているからです。もう20年以上前です。ある美容口コミサイトが始まり、単に使用されたメンバーさんの情報を得たいから登録して毎日閲覧してました。

ある頃から投稿内容を読んだ後不愉快になることが度々になり、数年前にメンバー退会をしました。マウンティングと称される文言を書いているメンバーさんが少数ですがいたからです。ひがみやすい、すぐねたむ自分の心が良くないのだろうとわかってはいてもいやでした。肌自慢、美形自慢、体型自慢。一等不愉快だったことが、身長の低い人のことを見下し、自分たち家族がおしなべて170センチ以上あること、家族の一人が眉をひそめて

「日本人はほんっとに…小さい」

と言うと。全文章を何回か読んでみましたがご自慢のようです。

ナミゾウはルッキズムを全否定できないです。男女問わずきれいな人、バランスの良い容貌、体型の人々には大いに感動し、見とれます。ですがここまで見下すことはしないよう気をつけてきました。

上記の一文にしても河原で一人叫んでいるだけならそれは個人の、それこそ自由だし、何を思うか判断するか80億通りあるはずです。でも。です。他者の耳目に触れるところでわざわざ言わんでも…。と初めはあきれ、じょじょに怒りに変わりました。ナミゾウ自身は162センチの身長を親からもらい、不満はありません。高身長って万が一、全介護状態になったとき実に厄介なんじゃないの、この人それは考えないで、自分たちは背が高いの、いいでしょうって上から見たいのかしらと。意地悪全開です。

そこでいつも頭を冷やすための日本の諺を思い出すようにしています。

雉も鳴かずば 撃たれまい

です。芸能の世界の方、文や映像で発信している人々が揚げ足を取られる。インターネットで自在に「ねぇ、聞いて、見て」と言える時代になってなんだか不自由さもくっついてきたような気さえします。叫ぶ前にまず自制ですよね。昔の人は実にいいことを言います。温故知新。

私も人を批判するなら自分の言葉に極端なバイアスをかけていないか注意します。

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