ナミゾウカンパニー 食堂部

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

食わず嫌い選手権代表の選出レベルが年々下がってきています。40歳になる頃まで、おでんは辛子無し、回らない寿司店のわさび抜き、一味七味、さらにはブラックペッパーさえ自分のものには使わない食生活で不満もなく過ごしていました。

ちょうどその頃パートタイムで働いていた個人医院の受付事務の同僚と、酒のお供の話をしていた際に、彼女が、

「ナミゾウさん、わさビーフってお供に最高ですよ、お試しを」

とすすめてくれるので、コワゴワ買ってみて缶酎ハイとともに食べてみました。合います。塩味とピリつきが絶妙です。そこからだと思います。基本の調味料以外のものを使って調理し、外食時にも避けずに食べる習慣がつきました。今では京都の「七味屋」さんの七味唐辛子が常備品ですし、ブラックペッパーは食材にかかわらずばんばん振りかけています。

さて、自信満々できましたが、今日一人飲みの時間ができ、近くのスーパーへ白ワインを買いに行き「男気わさビーフ」というわさビーフの上級者エディションを見つけました。ワインをほどほどに冷やし独り占めのわさビーフを食べ始めます。から、いです。ワインとお供を並べ、配信のフレンチミステリを視聴しながら、内容は笑う部分でも辛いあまりに涙が出てしまう始末でした。それでも今、口内はスカッとしています。山芳製菓さんはやはり素晴らしい商品開発をされると思います。

知らない場所への扉を開いてみようと意欲が湧くきっかけは、人様の薦めです。それも誰でもいいわけではなく、この人の言っている事ならば一回乗ってみようと思えるかどうかです。わさビーフを教えてくれた彼女は年齢以上の落ち着きをたたえ、しかも目を見張る美形。ルッキズムを否定できないわたしは彼女の言うことに抗えないのでホイホイ乗ってよかったなとつくづく思い返すことです。ナツコさんありがとう。

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