みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。
世界各国で制限が緩和され、紛争のない地域間🌏での往来のにぎやかさが戻ってきたようです。
数年前にアミゾウ(子)の同僚が🌴Hawaii旅行に行かれて、お土産に「塩」をくれました。色はオレンジに近いピンクです。50年超生きてきますと、ピンクソルトを見かけることもあり、自宅調理のために買うことがなくても飲食店のテーブルで使っていい味だと知ってはいました。それらの塩はほとんど「ヒマラヤ岩塩」あるいは他の山地で採集される山のものと思い込んでいました。
いただいた細長い試験管状のパッケージに貼ってある商品名には「SEA」の文字はありません。台紙部分にAlaea sea saltsと書いてあるのを見つけ、海塩なのだと知りました。
ピンクのグラニュー糖にも見える粒の荒い塩で、ざらっと出しすぎないよう気をつけています。調理作業不熱心なため、使うのは野菜を煮る際がほとんどです。
国営放送局の長寿番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場された「タサン 志麻」氏に興味を持ち、一冊だけフランス人家庭でよく作る料理の本を買って読んだ時、「食材に塩を振って5分おくだけでも十分いい下ごしらえ」と書いてあり、その通りに作り始めると味が具合良く仕上がります。イオングループのP.Bトップバリュの冷凍食品は重宝していて、野菜スープの具材を使ってまずそのまま鍋に入れalaea saltを小さじ1杯弱振りかけておきます。室温で食材はすぐにしんなりと広がっていくので、5分を過ぎた頃鍋ごと揺すり混ぜ込んで、加水して煮るだけです。冷凍された野菜は繊維が柔らかくなっているので、沸騰すればそこからさらに5分も加熱すれば完成として加熱は終えます。スープ部分を多くする時や他のものを加えた時には、「マギーブイヨン」のキューブ1個や、「茅乃舎」の野菜だしをパックの中身を出してそのまま調味に使います。「茅乃舎」さんのだしは法事関連でいただいて知ったもので、贈答品につかわれるだけあって、普段使いにはやや高価ですから、手に入った時だけですね。
野菜の量が少ない時はalaea saltと最後に醤油を少しずつ足して完了とします。これだけでも旨みはありますし、スープ類の味を強くしてしまうと他の食べ物からも調味料を摂るので控えめがいいと思ってそうしています。足りないかな、ちょいとぼやっとしてるかあたりで止めます。
昨夜は「にんたまスープ」を作成しました。これは誰かから教わった訳でも、料理本を参考にしたものでもなくただこの二つであっさりスープができるなと思いついただけの一品です。にんじんは斜めに薄くスライスし、それを少しずらして縦に千切りにし、玉ねぎは半分をさらに半分に切り分けこれも薄く切って鍋に入れalaea saltとオリーブオイルを振りかけ野菜全体に、まとわせるように混ぜて5分歩以上放置し、そこから5分中火でソテーします。ニンジンの香りが強くなるとともにクタっとしますのでここで加水加熱です。加熱すればするほど玉ねぎが溶けてペーストに近くなります。少しは固形を食べたいので、形あるうちに消火します。
関東に住んでいた短い期間、千葉産のにんじんがことの外美味しく、このスープを作るといつも甘い味が決まりました。他の地域にも良品はあると思いますがわたしの経験の中では、11月の千葉産にんじんが絶品です。
玉ねぎは新玉ねぎの季節もいいですし、今の住まいで安く手に入る兵庫県淡路島産の玉ねぎを使えるのは助かります。
牛肉以外の鶏肉と豚肉には生の状態を広げて多くなりすぎないよう、しかし全体にかかるよう振り塩をします。これも砂糖や醤油の量を減らしてきつくなり過ぎない調味ができる、化粧水でいうところの「ブースター効果」になるのかしらと解釈しています。
いずれにせよ、うっかりつけてしまった濃い味を調整するのは難儀で、ぼやけたところからくっきりさせていく方が楽です。
このmagic Alaea saltが基本調味を作ってくれるので大助かりです。数年前にいただいて感動し、その後Hawaiiに行くという人の情報があると、無理を言って買ってきてもらっていました。約3年往来が止まった間に塩を使い切り、次はいつ手に入るかなと待っていたところアミゾウの友人が訪れて、そのお土産にいただきました。それも3本がセットになったものをそれごとくれたのです。気風のいい女性だとはアミゾウ経由でわかっていましたが、神様は平場にいらっしゃるんですね。感謝です。アミゾウがつくづく言うまで気づきもせず、うっかりしたなと思ったのが、塩のパック3本は見かけはかさばらないにしても、要は石や岩を砕いて加工しているので質量は重いのです。重ね重ねありがたいです。
明日以降にこの塩を使って「にんじんしりしり」も作ってみましょう。
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