ナミゾウカンパニー 食堂部

皆様本日のご機嫌はいかがでしょうか。

家事全般から逃げるハミゾウ(オット)に押し切られ、調理担当主任になってから30年超です。育った家を出て暮らしたことがなく、一人であれこれ作成して食べてみる経験をしませんでした。親たちと共に食事をしていて、好き嫌いは無いと思い込んでいました。しかしハミゾウと同席して食べるもの、さらにはアミゾウ(子)が生まれ、彼女が好む食材を改めて見てみると、そうではないと気がつきました。食わず嫌い選手権にエントリーすれば予選は楽々、トーナメントに進んで上位に食い込む自信があります。列挙すればキリがないのですが、40歳を過ぎる頃まで良さを知らずにいたいくつかの食材、食品は以下です。

① 納豆。アミゾウの必須食品です。必須アミノ酸、という表し方があります。そのパーソナル版。ポテトチップやビスケットも好きですが、彼女にとって食事でありおやつでもある。ハミゾウとわたしは「匂いが….それに食感も今ひとつ好きになれない」と嬉々として食べるアミゾウを見ながら言ったものです。縁あって阪神間を本拠にするコープさんの宅配をお願いするようになり、オリジナルの納豆をいただいてみましたところなんと!!!美味しいのです。初期は必ず白飯にのせてお漬物がわりでしたが、そのままでもかなりいいとわかってからはそのまま摂取。ハミゾウも時間はかかりましたが、ここ5年ほど前からはダイレクト摂取までたどりつきました。アミゾウ情報で知った「山わさび納豆」が目下お気に入りの商品です。添付されているわさびとたれが絶妙です。

② 小松菜。これも長らく興味の対象から遠いまま過ぎていたある日、買い物に行った日の特売品だったため購入しました。近年は何かと親切です。小松菜をパックしてある透明袋に調理法を書いてくれています。その通りに刻んだ薄揚げと煮て夕食の一品に。独特の苦味がお揚げと馴染んで美味。いくらでも進みます。もっと早く知りたかった食材です。

③ 切り干し大根。ハミゾウが野菜を苦手とし、大根の煮物も好きではなかったので避けていました。アミゾウは幼少期から輪切りの大根を煮たものを置いておけばもくもく、次々と食べる子です。少量をよそって出すことから始め、今日の夕食時には大盛りで食べるようになったハミゾウには驚きです。

④ アボカド。果実のコーナーにあって毎日見かけるものの、興味がないまま。15年ほど前、仕事仲間が「アボカドをわさび醤油で食べるのが酒のつまみに絶好」と言うのを聞いていて、そんなの合うのかしらとだけ思いました。何年も経ってからこれまたアミゾウが勧めてくるのでトライし、生食だけでなく、メルトタイプのチーズをかけて蒸し焼きにしたりペースト状にしたり美味しくいただく楽しみを見つけてきました。森のバターと称される大事な食材。最初に見つけて食べようと思った誰かの勇気に拍手します。

⑤ スパイスカレー。友人がカレー好きで自家製でも外食でも本格派ということもあり、ランチで同席するうち徐々にスパイス感の強いものが好きになってきました。その友人がごひいきのショップのカレーは「真っ黒」あるいは「赤黒い」もの。辛さもさることながら香りがいいんです。リンゴとハチミツを使っている飲めるくらい甘みの強いルーしか作ってこなかったので慣れるまでは「ウッ。辛くてピリピリ」と思うだけでしたが、スパイスの強さを上げていくとその方がさっぱりする。教えてくれた友人のありがたさを思います。

⑥ キムチ。これもまた香辛料が苦手だったので手を出さずにいたとき、カレー好きな友人とはまた別の同級生に「夕飯の献立は決まってる?」と尋ねたとき、「豚キムチだよ」との答え。キムチ……辛いんだよなぁと思いつつ、考えるのが嫌で同じものに決めました。普段買わない食品は選択に迷いますが、ファーストラッキーだったようで、我が家では「牛角キムチ」一択で助かっています。やや甘めですが、食べやすくそのまま豆腐に乗せたりできること、容器が扱いやすいのもありがたい。レタスがたくさん買える時期には、ひと玉買い豚バラ肉とこのキムチだけで満腹にさせてもらえます。

生産者さん、流通の方々みなさんのおかげで昨日も美味しいものがいただけました。

ごちそうさまでした。ありがとうございます。

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