ナミゾウカンパニー YouTube部

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

出かけた先で椅子を探して座りたくなった時、Starbucksへ行くのが第一選択です。ウイルス騒ぎがようやく下火になり、海外からの観光客、地域外からのビジターが激増してきたこの頃です。

住まいから最短で行ける繁華街が大阪駅周辺、梅田の西東、少し歩いて中崎町それくらいまでの歩ける範囲内でStarbucks店内をのぞいてみて一席ありつけそうなら入ってみます。穏やかな天気の日は皆さん思うことが同じでお出かけ気分になりますから、満席ばかりになるものです。

先日はTSUTAYAUMEDA MeRISE店に行き、予想通りの満席でしたが、TSUTAYA内ですから雑誌もありたくさんの書籍を見ることができ、席を確保するまでの時間はそこで使えます。平積みになっていた、

「コンプレックス・リベンジ 僕はいじめられっ子だった」 鴨頭 嘉人著

を立ったまま少しだけ読んでみました。泣く子も黙る(かどうか、個人差が大きいでしょう)日本マクドナルドのアルバイトからやがて店長、それも最優秀店長のタイトルにまで成長され、その会社からは離れて今は教育活動をされておられる方の著書です。

著作の内容に興味を持ち、帰宅後パソコンでYouTube検索。その日から彼の語りをいくつか視聴しています。炎の講演家を名乗るだけあって、熱量の高いアテンションを引きつける人です。彼単独で配信する動画だけでなく、対談形式で2人で語っているものも面白いのだろうなと探してみると、銀座でクラブ経営をされている「唐沢 菜々江」氏との一本を見つけました。

ライティングや、完璧なヘアメイクを装備の上で撮影に臨んでおられるとわかっていても、美しい。発声も角の取れたテクニックでお話しされますし、その上現代に生きる若さも持った小気味よい話し方です。ふたりの会話は銀座というワンダーランドビジネスの仕組みについて語るものでした。中学2年あたりから算数成績の雲行き怪しいわたしは数字が出てきてその辺はぼーっと聞き流していました。

終盤に鴨頭 嘉人氏が菜々江氏に

「菜々江ママの最終目標は何なの」

と質問します。それへの回答に少し驚き、そして爽やかな気分になりました。今すぐでも構わないのだが、まずは手がけているビジネスを固めて、それを譲ったのち、

「わたし、尼さんになります」

ときっぱり。僧籍に入り、そこで最後の人生を送る計画だそうです。そうせざるを得ない理由からでも思いつきでもなく、そうしたいからその道へ行く。のだそうです。素晴らしい。拍手。望み通りの時間を送ってください。こんなステキな方があの日本一ゴージャスな街におられるなんて、ファンタジーです。きっとその造られた道の跡を追って進む後輩さんが続くと思います。

実はわたしはごく若い頃、ホステス業に憧れた時期がありました。それというのも、美容師をしていた頃大阪は北新地、有名なクラブ集積地の中にある美容室で勤務していたお客様を担当していました。そのお客様はユニークな方で、北新地で働きたかったわけではなく、

「だって、日曜日に休みたかったんだもん」

という理由で勤務していたそうです。それでおっしゃるには、ホステスさんの資質は容貌ではないと。良い会話が続くかどうかが大事なのよ、と。ほー、それならば不細工寄りのわたしでも努力次第でイケるかもと呑気に空想したものです。実現はしませんでしたが、何の商売においても人間力ですね。つらつら立板に水のごとく話すのが最上とも思えず、口下手であってもノンバーバルコミュニケーションに長けている人が指名をたくさんもらえそうな想像もします。

週明けからまた、夜の街で俗世での修行を続けられるみなさまが元気でいられるといいなと願っています。

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