ナミゾウカンパニー 新聞部

みなさま本日のご機嫌はいかがですか。

日本経済新聞を愛読しています。生活リズムを乱してダラダラと一日を浪費するはめになり、結果読む時間が取れなくなることはよくあります。それでも後日追っかけ再生ならぬ追っかけ読みをします。Yahoo!ニュースを日に一度見ますし、家族がニュース番組を23時台まで観ているので、大小起きていることを知った気でいます。

今日は日曜版で、主に文化、歴史、食に関することが多く掲載される面を読んでいて、ひどく驚いたので書いています。

以前どこで目にしたのかは忘れたのですが、確か医師のコラムだったはずです。人の味覚で甘み旨み以外の感覚を嫌うには理由があると。「酸味」は口にしようとしたそれが、「傷んでいる」、つまりお腹を壊すかもしれないという警告。「苦味」も似ていて体への悪影響を察知するため敏感に感じるものらしいという解説でした。実家で暮らしていた頃、主に料理をしていた母が好きではなかったようで、酢の物料理を食べる機会は少なかったので、自分の家庭を持ってからも酸味のはっきりした料理は作ってきませんでした。寿司は好物ですが、自作するようになって酢飯がたくさんの砂糖を使っているものだと初めて知り、だから好きなのであって、酸味に惹かれていたわけではなかったのです。

日経新聞の「The STYLE」記事を読んで知ったことは、ヒトが進化の過程で苦味の感覚(センサー)を多様化させ、生き延びてきたということです。

記事には我々哺乳類は当初昆虫を主食としていたが……..とあり、これに最も驚きました。現在、世界食糧事情においてさまざまな栄養素の不足が案じられ、代替食材としての「昆虫食」が徐々に推進されています。時々買い物をする、無印良品の商品にコオロギせんべいが発売された時、わざわざ昆虫にまで手を出さなくてもと感じましたが、この記事を読む限り、先祖帰りするだけのことのようにおもいます。

この先の未来に生き延びるために、ヒト族は何を食べるのでしょう。今日のところは、穀物や魚介、食肉を食べさせてもらい、旨みを味わう幸福をもらっています。これが当たり前ではない時代が来ても、太古の生活様式にまでさかのぼって生存するでしょうか。

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