みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。
日本経済新聞を愛読しています。テレビ東京の放送についての広告が掲載されていることがあり、興味深そうに思えるものを観て掘り出し物を見つけました。
お笑いコンビの「ずん」メンバー飯尾 和樹氏が案内人を務めるテレビ東京のBS番組、その名も
「ずん喫茶」
です。飯尾氏が昭和感あふれる喫茶店を訪れ、店主やスタッフさんたちと会話します。2021年から始まっているようで、関東圏の各所へ向かっておられます。知っているアドレスや町並み、また全く知らない街を見ることもできます。先日4/29放送回は、なんと大阪特別編でした。大阪南部ミナミのエリアでは街自体は見慣れたところではあっても、ご常連さんの多い純喫茶には馴染みがないので、お店の歴史やメニューの裏話を知って、お商売とは地道なものだとつくづく思います。
次に飯尾氏が向かったのが、八尾市です。「八尾？」と思ったものの彼が、
「駅から遠いよぅ」
とぼやき始めて、愛聴するポッドキャスト「over the sun」内で、堀井 美香氏が、最近遠出をして出かけた先のコーヒーが砂糖無しなのにも関わらずとてつもなく甘くて驚いたと話されていたことを思い出しました。
きっとその店舗だと確信します。非常に手間を掛け、熟成させるそのコーヒーは高価で、店主の哲学や、手法を発見するに至った歴史も唯一無二です。無類のコーヒー好きとしてはぜひいただいてみたいものです。まずはおこづかいを蓄財し、小銭が十分貯まったときにオーダーしたいです。デミタスカップのその半分程度の抽出コーヒーには約1時間かけておられます。味とその芳香を想像するだけでもファンタジーの域です。
関東圏ローカルの番組だから観ないでもいいやと思わず、ちいさな関心を持っていれば、セレンディピティに出会うなと思ったことです。
BSテレビ東京さん、ありがとうございます。「メイミヤ（冥土の土産）」をまた一つもらいました。
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