みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。
高級食材に好物が多いことに最近気がつきました。「生雲丹」「和牛焼肉割烹」「シングルオリジンコーヒー」「明石たこ」「淡路産海苔」「赤貝」「毛蟹」「ゴルゴンゾーラ・ピカンテ」「台湾 烏龍種」「シャインマスカット」「マカダミアナッツ」「白桃」「さくらんぼ 佐藤錦」。今思いつくだけでこれだけあり、甘い味覚のなかでの一等賞が「チョコレート」です。
ハミゾウ(オット)は晩酌をしません。外食時に友人知人と酒類は嗜みますが、お菓子類も好きで、わたしが近隣のターミナル駅に出るというと必ず、
「五感のケーキを買ってきて。」
と頼んできます。季節の果物を程よい量で使ったショートケーキがいつも美味しいのです。彼にはそれを買うのですが、わたしはチョコレートやナッツを使った洋菓子が好物で、いつもその素材のお菓子を探しています。
毎年お正月時期が過ぎると、一年で一番楽しい祭典に飲み込まれるバレンタインシーズンに近づきワクワクします。今年も珍しいもの、定番のものいくつもいただきました。
常設店舗もなく、催事でも見かけないパリの「プラリュ」。今年は手に入りませんでした。
「MAISON CACAO」トリュフはわたあめのごとくおなかの中へ溶けていきました。
今年もっとも驚いたのが、
「ベルナシオン」のタブレットです。つまり板チョコなんですが、これが長らくわたし個人の一等賞だったプラリュを軽く超えてしまう素晴らしさです。含有カカオの度数は高め、ピスタチオのプラリネ(ナッツ類を加工したもの)が練り込まれているため、カカオバターの粘着感とは違う余韻があります。ベルナシオンはわたしにと、アミゾウ(子)がプレゼントしてくれ、甘みが好きな父ハミゾウにはMAIZON CACAOのトリュフを持ってきてくれました。あまりにおいしいので、タブレットをそれはそれはちいさく割り、ちびちび食べていたところ、
「オレにもちょうだい。」
とハミゾウが言うので、その「カケラ」をあげました。
「うまいな、これ。もうちょっとちょうだい。」
やっぱりです。言うと予想してました。こころの狭いわたしは、
「あ~もったいな。」
とぼやきます。海外のチョコレートは甘さの感覚が我々日本人とは少し違うのか、舌に残り続けるものが多くあります。イタリアの「ヴェンキ」「バビ」はどちらも苦手です。
日経新聞の夕刊で、カカオ豆の価格が高騰していると読みました。栽培、収穫、製品化、流通と、手間も時間もかかる農産物だと思います。生産者、ショコラティエ各氏、流通のみなさま、ありがとうございます。
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