ナミゾウカンパニー セカンドプレイス部

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

簡素で良い効果のある散歩が推奨されています。わたしは「歩く」目的で徒歩運動をする気にはどうしてもなれず、必要なものの買い出しか、見たいものがあるところへ行く時にしか「散歩」はしません。節約の指南をする方の多くが、「コンビニエンスストアに入らない」「たびたびカフェに行くラテマネーを削る」とおっしゃいます。これにも従えず、スターバックスに行き店内飲食します。自宅以外での場所として、目的のない時間を持ちたいからです。

徒歩圏内にスターバックスの店舗がなく、ガッチリと住宅街が続く街に住んでいます。何度か道を変え、喫茶店を探してはいますが、おなじみさんがいらっしゃると思えるお店が多いようです。一度、近くにある、落ち着いた外観の純喫茶に見えるコーヒー専門店に入りましたが、オーダーしてから後悔しました。禁煙にしていないお店で、半数のお客さんが喫煙していて、コーヒーの香りなど全滅でした。喫煙愛好家の人にはわからない感覚だと思いますが、各種のタバコの臭い(香りではなく単なる悪臭)を吸い込むために¥500を支払ったようで悲しいだけの時間です。

今日は区立図書館へ借り出しに行き、そのまま帰りたくなく借りた本を持って近くにあるマクドナルドでアイスキャラメルラテを頼んでしばらくぼんやりしました。

ソロ活動が主のわたしは、聞くつもりがなくてもマクドナルドやS.C内のフードコートでは隣席の会話が聴き取ってしまうことが多く、悪趣味ながら楽しい話をいくつも聞かせていただいてきました。

混み合うマクドナルドの店内で背中合わせに座っていた男女がどうやら別れ話の最高潮のようでした。女性の声は周囲の音に消されてほとんど聞こえないのですが、男性の声がどんどん大きくなり、難詰しているようです。その一部、

「おまえ、渡した金のネックレス、あれも返せや」

と聞こえ、「えぇ」と思います。それからも男性が女性にプレゼントした「もの」を返せとグジグジ言い続けます。街場の力学と言いますか、各人の哲学があるんだなと思いました。

帰宅してアミゾウ(子)にこんなことがあった、信じられん、返してもらってどうするんやろそんなもん。と興奮気味に言うと、

「わたしも元彼にもらったネックレス、返却したで」

と言ってのけたので二重にびっくり。犯罪ではないけれども、こわっ、と思いました。

これとは別におかしさをこらえられず困った経験もあります。

ランチタイム終わりのギリギリあたりの時間にカレー専門店へ入りました。よく見かける看板のチェーンストアではなく、スリランカだったかネパールだったか、地域の書かれたお店でした。わたしも本場のことはわからないですが、長く生きてくればメニューを見ておおよそは想像できるものをオーダーしました。

その後すぐに4人家族がすぐ隣のテーブルに着席。母上が散々迷って決めてから、息子くんに、

「アンタ、何頼む?」

「ダールカレー」

とボソリ。母上が

「ダール?ダールて何?知ってんの」

とたたみかけると息子くん、

「知らん」

とまたボソリ。知らんのかーぃと心の声を少年に掛け、笑いそうになります。その後運ばれてきた母上のカレーが美味しいようで、母心から、

「アンタこのカレー美味しいで、ちょっとあげるわ」

と言うと、先ほどの低音で、

「いらん」

とバッサリ。推定年齢は小学3年生。母上に反抗し始めるとしても超早期です。アミゾウが幼稚園生の頃、男児を育てている母上がたは異口同音に男の子が可愛い可愛いと言っていました。全員ではないでしょうが、いつかはこんなふうな態度が出現しているのだろうかと想像しました。そこを過ぎてまた大人同士の付き合いになっていくのでしょう。

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