ナミゾウカンパニー セカンドプレイス部-11

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

今日は高校時代の友人と待ち合わせて、久しぶりにランチを食べに行きました。

彼女は大手流通会社の契約社員として長期間働いています。陽気で、体力も弱くはないので、連勤だったよとぼやいてはいても続けてきたのですから才能があります。

メールで相談しても良かったけれど、都合を合わせることができた今日、串カツやおでんをつつきながらアルバイトに行き始めたこと、指導日に注意されたことが刺さったままなんだと話しました。

「耳が聞こえにくいのですかって、聞かれてさ、わたし顔を傾けて聞こえにくい動きをしてる?気になる?」

と聞いてみました。うーんと少し考えてから彼女は、

「そうかもね。それは癖だし、接客時にはお客様に気を使わせたらあかんからそう言いはったんちゃう」

と答えました。その言い方キツいわねとなだめてくれるかと期待していたので意外でしたが、他にも事例を聞かせてくれてなるほどと納得しました。持つべきは率直な友です。わたしが彼女を尊敬している点はいくつかあって、まず慈愛のひとであること。次に雑談をわざわざおもしろくしようと広げないことです。

だいたい180°の側にいるわたしは、他者への愛情が薄めであり、話を無駄に大袈裟に語るのが好きで、聞くひとによっては疲れる相手です。

他にも、

「わからないのだから聞いていません、これは教えてください、とその時その時に言わなアカんよ」

と助言してくれました。

「試用期間が終わるまでに解雇かもしれへんし、音をあげてさっさと辞めてしまうかもしれないよ。その時は連絡するから会ってね」

と毎度軟弱な部分だけを強調しましたが、それに対しても強く説教することもなく、そういえばさ、と違う話を始める人です。隅々まで聞いて寄り添うだけが友人ではないなとも思います。

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