小学生の頃からチーズは大好物。最もたくさん食べたのは高校3年から短期大学を卒業した年までであったと記憶する。それらの記憶がなぜ鮮やかか。高校3年の初夏にそれまで入部していた硬式テニスのクラブ活動が終わり、それでもその翌日から食欲が半減することはなく、むしろ手当たり次第に好きなものを食べていた。昭和中期にアメリカンなピザのムーブメントがあった。ピザはイタリアンが祖だと理解しているけれど旺盛に食べているのが彼の国アメリカだと思っていた。
友人たちと外でピザを楽しみ、家に配達してくれる数社のピザデリバリーを利用して実にたくさん食べていた。結果。これまでの人生の中でアミゾウ(子)の妊娠期間を除けば最重量の体重になったのだ。体重計に乗らなくてもわかる急な増量。鏡に映る顔の輪郭は丸くなり、体の全てが膨らんでいった。体が重いとしんどいのである。極端なダイエットや摂食の制限は精神面にこそ良くないと知っていたが、今でも自分の体に実感して持っている感覚は、しんどくない体重が最適なのだということ。だからちょっぴり自分の理想にしている数字としての体重より多くても無理やり減量してもまただるいはずなのだ。
社会人になり、特技は怠けることと自信を持って言える私はいきなりストレスが連続する毎日の中で生活していった。暴飲暴食をすることでそれらから逃避する人もたくさんいる気分はとてもよくわかる。モリモリ食べたいけれど、そこへ立ちはだかるのが「寝たい」の睡眠欲。眠っている間に好きなものをお腹いっぱい食べて満足したいよな・・・と70歳に近づいた今でもそう思う。
だからなのか前述の高校3年の頃の体重増量にはならず今日に至っている。が。チーズが大事、は変わらない。それどころか長い歳月の間に知ったさまざまなタイプのそれらを同じくらい好物のチョコレートと同等に溺愛している。
アルバイト先の近くにチーズの専門店があることを知り、月に一度あるガレージセールに行く楽しみがある。既知のカマンベール、ゴルゴンゾーラはもとより産地もバラエティが広い。最初は山羊のチーズにも手を出してみたりもしたが、数ヶ月前からはこれを買うためにアルバイトで奮闘して帰路に勝って帰るのだ!と気合が入るようになった品種がある。
ゴルゴンゾーラドルチェ。スイスのグリュイエール。ドイツマリボー。フランス産のものはどれもまず名品。中でもAOPの印字がされているものは味わいが穏やかで酸味が強すぎない。
セール品をたくさん買ってラップ材で小分けに冷凍。スーパーライフさんの無えんせきハムをぺろっとのせて少しだけ焼く。ハミゾウ(オット)はチーズへの関心0️⃣。だから大手を振ってソロ食を堪能している。
堂島にあるその名もズバリ「fromage」。来月もまたアルバイトで流した汗の対価である小銭を抱えて行く。次回は2026年6月12日 金曜日10:30〜。

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