ナミゾウカンパニー 映像部 1課

皆様本日のご機嫌はいかがでしょうか。

配信契約になじんできたのと、少し前まで使っていたテレビにCMカット機能があったため、しばらくコマーシャルフィルムを見る機会が減っていました。ハミゾウ(オット)が民間放送が好きなため今の機種にしてから、CMをたくさん目にするようになりました。

こどもの頃はさまざまなコマーシャルや流行っているギャグを学校で聞いたり自分でも前後の意味に関わりなく使い、ひたすらゲラゲラ笑った思い出があります。あの頃はなぜあれほどしょうもないことで笑いが長持ちしていたのか。娯楽の範囲が狭かったせいでしょうか。

ところが最近またそのころのようにおかしさを感じる広告映像を見て、これまた便利なことにYouTubeというアイデアが出てきてくれて、もう一度見たいと探せば何度も見ることができるご時世になりました。

携帯通信のサブブランドCMで、満島 ひかりさんがUQクィーンを演じていて、母とやりとりするシーンがおもしろすぎて繰り返し見ました。題材の重いドラマで被害者家族を演じておられた時に、ダンスグループで活躍したのがキャリアスタートとは思えず、それから出演作を見るようにしています。母役がなんと、岩下 志麻姉さんです。映像でお見かけすることが減っていましたが、貫禄と美しさ、声のつや全てが魅力に満ちています。どこまでもすっとぼける執事に扮する松田 龍平さんの脱力感。制作者さんたちのセンスが好きです。CM好感度調査がありますが、リサーチメンバーになって一票投じたいものです。

おおよそ10年前にトイレ製品のCMにじょうずな寺田 心君が出ていました。かわいい声でしみじみいう「なんてひどいトイレだ…」には哀愁さえこもっているように聞こえました。その印象深い彼は成長して少年になり、先日偶然テレビ朝日のドラマ「相棒」で演技を観ました。幼少期の面影もありますが、ストーリーのキーパーソンとして「言わない演技」がじょうずでした。学業がある成長期において精進してきたんだろうなと、これからも本人の望むところへ行けるといいなと思いました。

他にも食品のコマーシャルのやり取りで、こどもが小さい家庭でよくあるやり取りに何度も笑ったものがありました。友達の家ではこうだ、誰さんの家ではこうだ、と女の子が忙しそうな母に向かって不満をタラタラ述べる。すぐさま母は

「じゃぁ〇〇ちゃんちの子になったら」

娘も即、「なる!」本気の表情で。

日常の短い会話や表情を商品購買へもっていける技を日々考えているんですね。広告に携わる人々の努力はすばらしい。

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