ナミゾウカンパニー 旅行部1課

みなさま本日のご機嫌はいかがでしょうか。

高校時代の友人が発起人となり、九州三県を旅してきました。第一目的が「ハウステンボス」遠足でした。ツアー参加ではなく、特急列車と宿だけを旅行会社経由で予約した移動にしたので、自由度が高く思いつきで動くことができました。

旅程の一日目に長崎市内を巡り夕食を新地中華街で取った後、必ず行こうと予定してはいなかったのですが、食事をしながら意見がまとまり夜景を楽しもうと行ってみることになりました。

タクシーを見つけ、「鍋冠山」の展望台へ連れて行ってもらいました。気温が下がってきたことと、次の予定との兼ね合いで、展望台ではものの5分も滞在せず、ヘタな写真撮影をしてそそくさと下山しました。

道中そのタクシードライバーから、

「平和台公園へは行かれましたか。」

と尋ねられ、行かずに終わり、翌日からはハウステンボスに行って帰るのだと告げると、残念そうに、

「機会があったら次回はぜひ行ってくださいね。」

と彼は言いました。母上が幼少時に被爆されていること、長崎と広島とでは落とされた爆弾の種類と目的が違うこと、アメリカ大統領が長崎には来ないこと、といくつか教えてくれました。

無関心でこれまできていたと気づきました。毎日原爆について考え続ける行動は取れなくても、せめて聞いて知ったことを忘れずにいようと思います。

30代初めに「阪神淡路震災」を経験しました。こどもの通っていた幼稚園の園長先生のお孫さんは、ピアノの下敷きになり、救助も間に合わず亡くなりました。避けられない災害はこれからも無くなりはしないでしょう。ですが、人間が意思を持って作り出す災害はどこかで思いとどまってほしいと願います。

今回「平和台公園」には行かず、再々長崎を訪れる予定も持ってはいませんが、考え続けること、無関心を避けることならできそうです。

お話をしてくださった「ラッキータクシー」の「アライ」さん、ありがとうございました。

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