ナミゾウカンパニー 美化部

皆様本日のご機嫌はいかがでしょうか。

およそ30数年ぶりに[まつ毛のパーマ]施術を受けてきました。結婚する折に友人がエステティックサロンを個人で開いていて、ブライダルエステティックを何度かお願いしました。彼女に、

「まつ毛が少ないならすすめないけど、あなたは長くはなくても密度があるからクルンとさせるといいわよ」

と乗せられ、一度だけクセづけをしました。当然ながらその頃は、顔に明らかなほうれい線やたるみがわかるほどではなく、

「うーん、これは継続したいものではないかな」

と手応えが感じられずに終わりました。ですが、どよ〜んと落ちていく目のまわり、全体に地球の重力に素直に従っていく顔全体のたるみを日々見てきた近年の中では、パーマでくるりんとさせただけでも全然違う顔に見える。活きいきと見えます。こんなちいさなパーツケアでちょびっとだけ気分が良くなるのなら、続けたい。

「そんなさぁ、誰も実際には見てへんねんけどねぇ、人様の顔なんて」

とサロンオーナーは今日もウルトラフランクです。商品も勧めないし、どころかご自分のケアで使っている商品の特徴や、それらを使った経緯を話してくれます。

「死ぬまで女を捨てたくない。成れないけど、憧れは『夏木マリ』さん!!」

ともおっしゃる。エステティックサロンオーナーだからとしても、もう頭が下がります。同窓会や、友人付き合いの話の中で、彼女よりもわたしが1歳上のお姉さんだとわかり、ふだんの美容ルーティンを聞いているともう、恥ずかしいばかり。

出産と、病気入院時以外は365日、常におそろいのペディキュアとネイルカラーを施す。ランジェリーにも気を使い、ロングヘアはカーラーで夜に一度巻き、翌日に巻き直してセットする。これらが20代からずーっとルーティンだそう。目指せますよ、オーナー。貴方はきっと大阪の『夏木マリ』さんと名乗ってもいいと思います。

生物としてオスとメスの生まれを一度は判定しても、その後の性自認が変わっていくのも、女性だから飾るのが当たり前でもない。キレイになりたい、キレイでいたいと思い、どんどん拡張していく人たちを見ることが本当に多くなりました。サロンオーナーとも同意見だったことが、読売ジャイアンツで名投手だった「桑田真澄」氏のご子息が美容に詳しいモデルをされていますが、

「その我が子を認め、応援しているお父さんがエラいよね」

と言い合いました。メイクの技術や高度な外科整形術で求めていく「美」もありですが、まずは自分自身が「好き」で「キレイで爽やかな自分でいたい」と熱意を持ち続けられる「Matt」氏。他にもたくさん「自分のキラキラ」へのアプローチをしている方々。まったく色ものもパーツメイクもしない潔さですっくと歩いていく人もすてき。見せてくれる、楽しいうつくしさを応援します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました